普段からお風呂上りなどにお肌の保湿ケアをしっかりと行う方は多いはずです。
しかし、腟内を含むデリケートゾーンの保湿について気にしたことはありますか?
デリケートゾーンは非常に敏感な場所なので、適切なケアを行わないと乾燥しやすくなってしまいます。
下着に隠れている部分なので気付きにくい部分ではありますが、乾燥が原因となるトラブルのリスクも高まるので注意が必要です。
今回は、そんなデリケートゾーンの保湿ケアについて詳しく解説していきます。
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デリケートゾーンにも保湿は必要不可欠!
デリケートゾーンは下着に隠れていて、自分でもじっくり観察することは基本的にありません。
そのため、他の部位と比べるとスキンケアをしなければいけないという意識を持ちにくい場所でもあります。
しかし、皮膚が薄くて敏感な部分なので保湿は必要不可欠です。
まずは、保湿の必要性や起こる可能性があるトラブルについて ご紹介します。
乾燥しやすいデリケートゾーン
デリケートゾーンは、下着で蒸れやすいこともあり、比較的湿潤な環境だと思っている人は少なくありません。
湿気があるから特別な保湿ケアは必要ないだろうと勘違いされているのです。
しかし実際は、非常に乾燥しやすく、皮膚も薄いので肌トラブルが起こるリスクは高くなっています。
皮膚が薄くて摩擦にも弱いので、デリケートゾーン専用のアイテムを使ってケアをするようにしましょう。
どうして乾燥しやすいのか?
デリケートゾーンが乾燥しやすいのは、皮脂腺が少ないことが原因 だと考えられています。
生活習慣やストレス、無理なダイエットなどによって、ホルモンバランスが崩れることも乾燥しやすくなる原因の一つとして挙げられます。
また、肌に合わない下着や生理用品を使っていたり、肌への負担が大きいムダ毛処理方法をしていたりするのも、乾燥を悪化させる要素です。
このように、デリケートゾーンは知らないうちに乾燥リスクが大きくなる場所だと言えるでしょう。
ただ保湿をするだけではなく、乾燥する原因に目を向けてみるのも改善へのヒントにつながります。
皮がむけてしまう場合も…
デリケートゾーンが乾燥すると痒みが生じ、掻きすぎによって皮がむけてしまう場合もあります。
合わない下着や生理用品を使っていることが原因となるだけではなく、カンジダ症によって痒みが生じるパターンもあるので注意が必要です。
カンジダ症は性行為で感染するほか、免疫力が低下した時や腟内の最近バランスが崩れた時にも発症しやすくなります。
陰部をゴシゴシと洗ったり、乾燥でバリア機能が低下してしまったりしたこともカンジダ症のリスクを高める要因です。
腟内の保湿を含む正しいケア方法とは?
デリケートゾーンのケアは、正しい方法で行う必要があります。
続いては、正しいケア方法とはどのようなものか解説していきます。
洗浄
デリケートゾーンの洗浄は、ボディーソープを使うのではなく、専用のアイテムを使うようにしましょう。
インクリア やフェムクリア などデリケートゾーンの洗浄用アイテムを使うと、ダメージを抑えながら清潔な状態を保てるようになります。
ボディーソープやせっけんだと、腟内やデリケートゾーン周辺の皮膚が薄い部分の乾燥を引き起こしやすくなってしまうからです。
洗う時は、ゴシゴシと擦らないようにするのもポイントです。
優しくなでるように、シワやヒダの間も意識して洗うようにしましょう。
保湿
保湿は、1日に1~2回ほど行うのが理想的です。
保湿クリームやローションを使ってスキンケアする習慣をつけるようにすると、無理なく継続できます。
オイルマッサージも合わせて行うと、より効果的なので試してみてください。
オイルマッサージをすることにより、血行が良くなるので腟壁に潤いや弾力を取り戻せるようになります。
デリケートゾーンの保湿をするメリットとは?
デリケートゾーンの保湿ケアを行うことで、乾燥などの不快感を抑えられます。
その他にも、メリットはいくつもあります。
最後に、どのようなメリットがあるのかみていきましょう。
黒ずみを防げる
デリケートゾーンの保湿をすると、黒ずみの予防効果も期待できます。
黒ずみの原因は、摩擦と乾燥でメラニン色素が沈着してしまうことです。
摩擦の刺激でメラニンが生成されて、乾燥でターンオーバーが停滞してしまうからです。
下着やトイレットペーパーによる摩擦は避けられないので、しっかりと保湿することが重要になります。
すでに黒ずみが気になっている場合にも効果が期待できるので、腟内を含むデリケートゾーンの保湿を試してみてください。
女性ホルモンの活性化や代謝のアップを目指せる
腟から分泌されている粘液には、女性ホルモンのバランスを整えるという役割もあります。
女性ホルモンのバランスが整うと、肌や髪、ボディラインがきれいになるなど嬉しい効果も期待できます。
保湿する時に、デリケートゾーンの周辺をマッサージすると血行が促進されるので、代謝のアップにもつながるでしょう。
腟の柔軟性を高められる
腟の柔軟性を高められるのも、デリケートゾーンを保湿することで得られるメリットとして挙げられます。
保湿とマッサージをセットで行うと、腟内の柔軟性を保ちやすくなるのです。
腟壁は少しずつ薄くなってしまい、粘液の分泌量も少なくなると言われています。
しかし、普段から保湿とマッサージを習慣化しておくと、血行が促進されるので腟粘膜の修復が進みますし、弾力と柔軟性を維持しやすくなるのです。
腟内までマッサージをすると、加齢に伴って生じやすくなる腟萎縮を防ぐ効果も期待できるため一石二鳥でもあります。
デリケートゾーンをマッサージする時は、腟にも使用できるオイルを選ぶのがおすすめです。
パートナーとの時間がより充実する
デリケートゾーンの保湿ケアを続けると、ハリがあってふっくらとした状態になります。
黒ずみも改善するので、自分のデリケートゾーンに自信を持てるようになっていくのです。
自信を持てるようになると、パートナーとの時間が今まで以上に楽しみになるでしょう。
デリケートゾーンの触り心地も良くなるので、パートナーも今まで以上にふれあいの時間を楽しんでくれるようになるでしょう。
パートナーと触れ合う時間は、カップルにとってとても大切なものです。
その時間が充実すれば、2人の中もさらに深まっていくでしょう。
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腟内を含むデリケートゾーンは、皮膚が薄くて敏感な場所です。
しっかりと保湿ケアをしなければ、様々なトラブルの原因になります。
インクリアやフェムクリアを使った洗浄、そして保湿をしっかりと行うようにしましょう。
黒ずみの軽減など嬉しい効果が期待でき、女性としての自信を持てるようになります。