腟内洗浄アイテム「インクリア」と「フェムクリア」とは?

  • 2021年12月16日
  • 2024年1月12日
  • 腟洗浄

白くぽろぽろしたおりものが出たり、陰部に強い痒みが生じたりする腟カンジダ症は、女性の5人に1人は経験したことのある悩ましい疾患の一つです。
この記事では、腟カンジダ症を引き起こすカンジダ菌を予防する正しい腟内のケア方法をはじめ、インクリアやフェムクリアなどおすすめアイテムのご紹介をしています。

そもそも腟カンジダ症って何?原因は?

疑問

腟カンジダ症は、陰部に強い痒みを感じたり白くカッテージチーズのようなおりものが出たりする疾患の一つです。

カンジダは元々人間の常在菌であるため、性行為を行わなくても発症します。

発症する原因は様々ですが、主に疲労や風邪、ストレスなどによる免疫力の低下や妊娠・出産などによるホルモンバランスの変化などが挙げられます。

他にも、抗生物質を服用したり、ストッキングや補正下着などによるしめつけで陰部が蒸れたりすることが原因となるケースもあります。
主な治療方法は飲み薬や塗り薬、そして腟内に直接する腟錠タイプのものなどですが、腟内洗浄も早期治療に効果的です。

カンジダ菌は湿気を好むため、治療中は陰部を清潔に保つこと、そして通気性の良い下着などを着用することが大切です。

腟カンジダ症は免疫力が低下していると、繰り返しなりやすいです。
そのため、カンジダ菌が繁殖してしまう環境を作らないためにも、普段の生活を見直していきましょう。

腟カンジダ症を予防するには

予防
腟カンジダ症は性行為に関係なく、誰でも発症する可能性のある疾患です。

発症させないためには、日常生活を送る中でしっかり予防することが大切です。

ここでは、気を付けたい予防方法をいくつかご紹介します。

免疫力の低下を防ぐ

疲労やストレスは、免疫力を低下させてしまうため、適度に発散しましょう。
また、バランスの取れた食事や十分な睡眠も免疫力の低下を防ぐために非常に重要です。

元気な女性

清潔な環境を保つ

カンジダ菌は腸にも常在しているため、腸からの感染を避けるためにもトイレの際は前から後ろに向かって拭くよう心がけましょう。
また、下着やタオルなど陰部と直接触れるものは、毎日きちんと取り換えて清潔な環境を保つことが大切です。

腟内にある常在菌のバランスを保つ

陰部を石鹸など刺激性の強いもので洗いすぎてしまうと、常在菌のバランスを崩すこともあるため、注意が必要です。

石鹸

カンジダ菌が繁殖しやすい環境を作らない

カンジダ菌は湿気を好むため、通気性の良い下着を着用したり、蒸れる原因となるタイツやストッキングなどはなるべく避けたりすることが効果的です。
また、おりものシートやナプキンを着用した際は、同じものを付けっぱなしにせずこまめに交換することが大切です。

腟内洗浄はなぜおすすめなのか

腟内を普段から正しくケアすることは非常に重要なことですが、残念ながら日本ではまだデリケートゾーンのケアの重要性が浸透していないのが現状です。

腟内洗浄は不要な汚れを落とすだけでなく、腟内の潤いを補う効果があります。

また、生理中に使用すれば経血を洗い流し、お腹のハリや痛みなど生理に伴う不快な症状を軽減する効果も期待できます。
正しくケアすることで、陰部の汚れやにおい、おりものなどのトラブルを減らすことが可能です。
腟内洗浄を行う際のポイントや注意点は以下の通りです。

水面

使用頻度

腟内洗浄は使用回数が多ければ良いわけではありません。

1日1本、週に3~4回を目安に行いましょう。

使用するタイミングは、生理の終わりかけや痒みやにおいが気になるときです。

また、腟内にしばらく留めておくとより効果的なため、就寝前の使用がおすすめです。
使用する際は、入浴後など清潔な状態で使用してください。

注意点

注意点
使い切りタイプを使用する場合、衛生面の問題から再使用は禁止です。
また、過去にトキシックショック症候群を発症したことのある方は使用を避けましょう。

妊娠中の方や局部に炎症のある方は、必ず医師に相談してください。

腟内洗浄後、洗浄液は洗い流さずしばらく腟内に留めておきます。
ある程度腟内に行き渡らせるため、使用後は横になるなど安静にするとより効果的です。
ジェルは自然排出されるため、使用後はおりものシートなどを使用すると安心です。

インクリアは腟カンジダ症予防に効果的!

インクリアとは、乳酸菌を配合した腟内環境に優しいにおい・おりもの洗浄ジェルです。

上でも軽く説明しましたが、においや汚れが気になるからといって洗浄力の強い石鹸などでこまめに洗ってしまうと、必要な善玉菌まで洗い流してしまい、結果としてさらににおいやおりものが気になってしまうという悪循環に陥ることがあります。

デリケートゾーンを清潔に保つためには、腟内のpHバランスと自浄作用をきちんと理解したうえで正しくケアすることが大切です。

ph値

普段の腟のpH値は3.8~4.5

通常の腟はpH値が3.8~4.5の酸性に保たれていることで、一般細菌の侵入や繁殖を防いでいます。
しかし、ストレスや疲労によるホルモンバランスの崩れや、酸性ではない水やボディーソープが腟内に侵入など、様々な原因によって腟内環境に影響が出てしまうのです。

インクリアは腟内環境のバランスを保つのに最適

インクリアには1.7gの洗浄ジェルが入っていますが、この洗浄液には乳酸が配合されており、腟内のpH値に合わせた弱酸性となっています。
そして、洗い流すのではなく、汚れなどをからめて腟口より排出することで、ウォシュレットや水による洗浄よりも、体への負担も少なくデリケートゾーンをケアし、腟内環境を整えることが可能です。

人形

インクリアの使用方法

インクリアは独自開発のアプリケータによって、腟にジェルを注入することで洗浄します。
そのため、アプリケータには様々な工夫が施されており、中身が漏れないことに加え、圧迫感なくスムーズな挿入が可能です。

インクリア公式サイト

また、清潔さを保つために再利用できない構造となっているのも安心です。
使用する手順は以下の通りです。

1.包装の上部を切り、容器を途中まで取り出す
2.指で折るようにしてキャップを引き抜く
3.体をリラックスさせ、シリンジの先端から5~8cmほどを腟内に挿入する
4.ピストンを押し、ジェルを注入する
5.容器をゆっくり抜く

インクリア 詳細

腟内洗浄にはフェムクリアもおすすめ!

気になるデリケートゾーンのケアにおすすめのアイテム、インクリアですが、実は他にも同様の商品は出ています。

フェムクリア

体への負担を減らしながらにおいやおりものに加えて、更年期のモヤモヤや生理の残りかすを取り除く効果が期待できるアイテムです。

経皮吸収42倍だからこそ、「パラペンフリー」「グリセリンフリー」「ヒアルロン酸ナトリウム配合」「弱酸性乳酸配合」にこだわって作られました。

衛生面にも配慮した使い捨てタイプで、ワンプッシュ設計なので安全で使いやすいのも特徴です。
また、持ち運びに便利なコンパクトサイズなので、化粧ポーチにも入り携帯に便利です。
スムーズに挿入や注入できるよう、使い勝手にも非常にこだわっています。

フェムクリア

今回紹介した腟カンジダ症を予防するには、陰部をできるだけ清潔に保つ必要があります。
インクリアやフェムクリアなどの腟内洗浄は、腟内環境のバランスを保つのに向いており、においやおりものなどのトラブルを防ぐことが期待できます。

最近では、フェムテック(Femtech)と呼ばれる女性が抱える生理や妊娠、更年期といった女性特有の健康問題を解決できる製品やサービスが注目を集めています。

なかなか人に相談しにくい部分だからこそ、普段から適切なケアを行うことが大切です。

フェムクリア(Fem Clear)

女性の大切な身体の一部でありながら、詳しい構造や正しいお手入れ法について知る機会がなかった腟内環境のこと。「腟ケア」を日常に取り入れることにより、内側から潤う身体を形成し、整え、女性が抱える特有の悩みから解放します。

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